俺が筋トレ・運動をする理由

筋トレを始めてもうすぐ4年になる。

37歳というかなり遅めのデビューなのでガチガチのマッチョには程遠いが、久しぶりに会った友人から「何かマッチョになってない?」と言われるほどのカラダにはなれた。

で、「何で筋トレしてんの?」と聞かれる事もあり、「何となく」と答えてお茶を濁しているのだが、ちゃんと理由はある。

きっかけは子どもがある程度大きくなってきた頃、市民プールに連れていった時だった。

そこにマッチョがいたのだ。

彼は周囲の視線を集めながら、それに気付いているのかいないのかわからないが悠然と子どもと遊んでいた。

自分は中肉中背で、サーフィンをしていた事もありそこそこ締まったカラダだったと思うし、「だらしない」とか「貧弱」といったカラダではなかったと思う。

でもマッチョを見て心底かっこいいと思ったし、羨ましかったし、マッチョでない自分が少し恥ずかしかった。

そして娘が物心ついた時、マッチョなお父さんとそうでないお父さん、どちらを誇りに思うかと考えた時、「これはもうマッチョになるしかない」と思い、今に至る。

「自意識過剰だ」とか「マッチョにはそんなに需要はない」と思われる方がいる事は百も承知だ。でも俺はマッチョになりたかった。そしてそれなりにマッチョになった。

マッチョになった気分はたまらない。自分で見ていても気分がいいし、裸になっても恥ずかしくないという変な自信もつく。

体調もいいし飯もうまい。

肝心の娘はそんな父の努力に気付いてくれているのかわからないが、11歳になった今でもだっこをすると喜ぶ。

しかも筋トレをしているので片手で小脇に抱える事ができる。

そんな時、「ああ、筋トレしててよかった」と感じる。